このお歳暮シーズンになると、百貨店でも商品力のある「アンリ・シャルパンティエ」の詰め合わせセット。そしてもちろんその金塊形状をひっくり返したフィナンシェは、「アンリ・シャルパンティエ」の先駆といっても過言ではありません。
1969年、「デザートが食べられる喫茶店」として兵庫県芦屋に生まれ、創業者がレストランの修業時代に出会った「クレープ・シュゼット」が創業のきっかっけになったといわれています。オレンジの皮にフランベの青い炎を移した瞬間、そこに照らされたすべてが幸せなひと時となり、忘れられなかった体験だったというのです。
「アンリ・シャリパンティエ」のフィナンシェといえば、アーモンドプードルの香ばしさと、バターの芳醇な香りを決め手の基本にしていますが、ここに行き着くまでには数々の吟味を重ねています。アーモンドに至っては、甘みのあるマルコナ種と香り高いフリッツ種の2種のカリフォルニア産アーモンドをブレンドしており、その香りを引き立てるために、豆のまま輸入したアーモンドを自社で挽き、10分以内に生地に混ぜ込むというのです。バターは、北海道は根室産・釧路産の生乳を使用し、これをフランス伝統の前発酵製法にして用いており、香料は一切しようしていない」というから、さすがです。
有名にして初心忘れるべからず。そんな「アンリ・シャルパンティエ」にフィナンシェには敬服です。

