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わが国でのフィナンシェの歩み~ヒストリアおさらい編#3

ほかのお菓子に比べていささかシンプルに映る焼き菓子ですが、これをもっと美味しそうに見せようと、金塊型のお菓子の天地をあえてひっくり返して見せたのが、わが国のフィナンシェなのです。ふっくら膨らみながらも、絶妙なひび割れを見せる焼き面こそが、お菓子の表面を飾るべきだという考えでした。この逆転の発想を最初に商品化したのが、1969年より兵庫県は芦屋に店を構える「アンリ・シャルパンティエ」。この店が今日のわが国のフィナンシェを、今のスタイルにした先駆者と伝え聞いています。

そのフィナンシェを最初に販売したのが1975年のこと、その日以来1日8万個のフィナンシェを売る店として、「世界でもっとも売れたフィナンシェ」を自負、独自のレシピと製法で、外側はサクッと、中はしっとりとした、バターの味わいとアーモンドの風味はシンプルなのに、それでいて一度食べたら忘れられない美味しさを、今に伝えてくれています。